森友学園 2
誰に責任があるのか
許可をくだした側に一番の非があると思います。
そこで思い出されたのが、小保方晴子さんの博士号取消です。
小保方さんが提出した博士論文に不正があった件について、
早稲田大学は「研究者として基本的な注意義務を著しく怠った」として、
博士号を取り消しました。
大学側にも審査の不備があったことを理由に1年間の猶予を小保方さんに与えて、
その機関内に論文を適切に訂正すれば、博士号を取り消さないとしましたが、
結果は博士号剥奪となりました。
博士号の授与には、長いプロセスがあります。
博士論文提出前にいくつかの論文を発表し、博士論文を提出するにふさわしいと判断されてから、いざ博士論文を!となります。
その間、何人かの教授の査読があり、もちろん学生ですから間違いがあれば指導をうけます。
学生の指導を怠り、
不備のある論文を何本も見過ごし、
博士号を与えたのは、
大学です。最も責任を負うべきは大学の教授陣なのではないでしょうか。
自分たちの節穴具合を棚に上げて、
学生にすべての責任を負わせる姿はあまりに無責任で、情けない。
指導者である自覚が皆無なのでしょう。
論文で不正をおかした(それももはや確かめようがないですが)ことは、
もちろんいけないことだけれど、
だから全ての責任を小保方さん1人に負わせて良いわけではない。
弱い者の罪を隠れ蓑にしている卑怯な強い人たちをなぜマスコミは報じないのだろう。