平常心をたもちたい

心にさざ波をおこす日々の出来事。

森友学園 1

保育園の存続をもとめる籠池夫人と長男、大阪市職員との面会をテレビで観ていて、

会話の成り立たなさ具合に唖然としながら、

吉兆のささやき女将を思い出した。

テレビ業界には、衆目を集めるおばさんが定期的に登場する。

女将、節子さん、サッチー…

 

籠池夫妻に対して「この人たち、かなりたちが悪そうだ」という印象をうけるのは、

マスコミの影響も大きいのだろうけれど、

大方間違っていないような気がする、

 

ただ、そもそもの問題であった国有地払い下げにおいて、

一番悪いのは誰かと考えると、

払い下げや小学校の設置に認可をだした人たちなのではないでしょうか。

つまり近畿財務局、大阪府

 

私自身は籠池さんに対して好印象は抱いていないけれど、

どのような思想の持主だろうと、払い下げ問題には本当は関係ない。

高額な土地を購入する&小学校の認可が必要であれば何らかの働きかけや多少の根回し、ロビー活動的なことをするのは特別なことではないだろう、と想像できる。

 

そうしたアプローチをうけながら、

認可を下すのに適当であるかどうかを判断できなかった近畿財務局と大阪府

一番の責任があると考える。

だってどんなに買主が頑張ろうとも、

売主(許諾者)が売らなければ売買は成り立たないのだから。

 

国有地問題から端を発し、

先述の保育園のことやら、森友学園の台所事情はかなり困窮していくでしょう。

民事再生手続きもしているんですよね。

 

例えばこのまま森友学園が破産して、籠池さんたちが路頭に迷うことになった場合でも、

判断を下す業務を怠った近畿財務局や大阪府は無傷なんでしょうね。

 

不正な経営をしていた責任は負わなければならない。

ただし、払い下げ問題についての全責任を森友学園に負わせるのはあまりに卑怯でたちが悪い。

売主の責任を認めたうえで、関係者を一つずつ遡っていけば、

なぜ法外な値下げが可能だったのかが簡単に分かりそうなものを。

 

 

 

森友学園の国有地払い下げ問題について、こちらのサイトを参考にしました。

 時系列にまとめられていて大変分かりやすかったです。

 

tactical-media.net